| 課題名 |
天敵微生物を利用したジャガイモシストセンチュウ制御技術の開発(303) |
| 課題番号 |
288 |
| 研究機関名 |
北海道農業試験場
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| 研究分担 |
生産環境・線虫研
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| 研究期間 |
完7~11 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
ジャガイモシストセンチュウの異常シストから85株の糸状菌を分離し、雌成虫に対する寄生性の有無に基づいて選抜を行い、天敵糸状菌として2系統5菌株を得た。1系統(2菌株)は、Verticillium chlamydosporiumと同定できたが、他方の系統(3菌株)は胞子形成が認められず、同定には至らなかった(BCF菌とする)。両菌は、ジャガイモシストセンチュウの他、ダイズシストセンチュウに対しても高い寄生性を示した。寄生力はBCF菌の方が高く、培養条件(pHや成分)の違いに影響を受けることなく、安定して高い寄生性を示した。V. chlamydosporiumは、栄養条件が貧弱な場合に寄生率が高まる傾向があった。またポット試験においては、PDAで培養したBCF菌を馬鈴しょの植え付け時に接種した場合、収穫時卵密度を対照区(滅菌したBCF菌を接種)の10%以下に抑えた。また、1ポットあたり1プレート(90mmシャーレ)以上接種した区では、収穫時密度が初期密度以下となり、ポットレベルでの効果を確認した。両菌は、小麦ふすま、大麦穀粒、米ぬかを培養基として大量増殖が可能であった。これらで培養したBCF菌を接種したポット試験では、大麦培養菌を接種した場合に密度抑制が認められた。V.chlamydosporiumの培養菌を接種したポット試験では、密度抑制効果は認められなかった。
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| カテゴリ |
大麦
害虫
寒地
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大豆
ばれいしょ
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