課題名 | リモートセンシングによるスギ分布地域の抽出技術の開発(268) |
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課題番号 | 219 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
林業経営・探査研 |
研究期間 | 完9~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | 針葉樹の中からスギ林分を抽出するために、スギの冬季における赤変現象に着目し地上からスギとヒノキの樹冠に対し連続の写真撮影を行った。得られた画像の色調を解析し刻々と変化する葉の色相と量的な変動を計測した。その結果、スギとヒノキの通年を通した色相の変化を求めることができた。また、両者の差がもっとも開くのは3月中旬から末にかけてであることも明らかとなった。既存の空中写真ではこの時期に撮影されたものがなく衛星画像も少ないことが判明した。衛星画像においては、1996年12月30日のLandsatTM画像と同年同月23日のAdeosAVNIR画像における各バンド値を求めたところ、スギとヒノキについてTMのバンド4で少し開きがあるもののほぼ同様の傾向を示していたがバンド5で広葉樹と差が見られることが判明した。また、近赤外域で値がばらつく原因としては、空間分解能が16mとTMより細かく樹冠サイズに影響を受けているものと推測された。現地林分との対比を行うにはイメージングスペクトルメータによる部位ごとの反射値を求める必要がある。 |
カテゴリ | 管理技術 経営管理 ばら モニタリング リモートセンシング |