課題名 | 遺伝育種に用いるシイタケ菌株の作出および連鎖地図の作成(836) |
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課題番号 | 734 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
九州・特産研 生物機能・きのこ育研 |
研究期間 | 継9~13 |
年度 | 2000 |
摘要 | 連鎖解析に用いるためのF1世代の胞子菌株を得るために、シイタケ交配菌株からマイクロマニュピレータによる単胞子分離を行った。単胞子分離の際には、同一担子器に由来すると思われる4胞子をひとつのセットとして分離を行った。分離および培養後、それぞれのセット内の4胞子で総当たりの交配試験を行い、同一担子器由来であるか否かの判定を行った。とりあえず、合計10セットで同一担子器由来であろうと判断できた。それ以外の3セットにおいては、通常の減数分裂からはあり得ない交配型を示し、同一担子器由来であることが疑われた。4極性を示すMCR14B-30-1, -2, -3及び-4の4胞子菌株について、プライマーA10を用いたRAPD解析を行った。4ヘテロ接合マーカー全てで2:2に分離した。この結果から、このシリーズは一担子器由来の4胞子であると判断し、以後他のセットの胞子菌株の交配型を決定するためのテスター菌とすることにした。テスター菌として行った交配試験結果から、最終的に11セットは以後の連鎖解析に用いることに決定した。 |
カテゴリ | 亜熱帯 育種 管理技術 しいたけ |