課題名 | カンキツの機能性成分産出遺伝子の解析と利用(285) |
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課題番号 | 285 |
研究機関名 |
果樹試験場 |
研究分担 |
カンキツ・育種技術研 |
研究期間 | 完7~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | カンキツに含まれるカロチノド、リモノイド、フラボノイドなどの機能性成分の代謝に関わる遺伝子を単離し、そのゲノム構造と発現特性を解析することで、より機能性に富む品種育成への道を開くための基礎研究を行った。リモノイド代謝では、脱苦味に関わる遺伝子cDNAを利用して、遺伝子型とその転写様式の違いを明らかにした。これにより、ウンシュウミカンとネーブルオレンジの樹上での脱苦味と配糖体の蓄積様式を明らかにし、選抜指標の可能性を示した。また、フラボノイド合成に関わる遺伝子を単離し、成分蓄積と遺伝子の構造及び発現の解析を行った結果、カルコン合成酵素遺伝子の1つのアイソフォームが重要な役割を果たすことを明らかにした。これらの遺伝子は、機能性付与育種に利用するとともに、経常研究「カンキツのイソプレノイド代謝遺伝子の単離と解析」に継承する。 |
カテゴリ | 育種 温州みかん 機能性 機能性成分 ネーブル 品種 その他のかんきつ |