| 課題名 | 南九州畑作地帯における陰イオン保持能力による土壌分級図の作成(24) |
|---|---|
| 課題番号 | 22 |
| 研究機関名 |
九州農業試験場 |
| 研究分担 |
畑地利用・(上席1) 総研2チーム 生産管理研 宮崎大学・農学部 宮崎県総農試 |
| 研究期間 | 完9~11 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 農耕地での肥料や堆厩肥の多量施用が近隣地下水及び河川水中の硝酸態窒素濃度の上昇を招くことが懸念されている。土壌からの窒素溶脱に関与する要因の一つに土壌の陰イオン保持力がある。そこで、宮崎県都城盆地中北西部の黒ボク土地帯において、農地の陰イオン保持能力を評価し、土壌分級図を作成した。さらに、各種作物圃場における過去数年間の窒素収支に基づいて、余剰窒素が土壌に保持されたと仮定した場合の残された窒素保持量を試算した。調査した地帯では台地ごとの断面形態に違いが認められるが、陰イオン保持容量には台地ごとの違いはなく、南部から北部に向けて大きくなっていた。3.3mの深さまでの硝酸イオン量を耕地面積当たり(kgN/ha)に換算すると,飼料畑で約20kg,野菜畑で30~70kg,カンショ畑で約15kg,茶園で約80kgであった。未耕地、畑地を問わず、陰イオン中の硫酸イオンの割合が50%以上であった。畑地では硝酸イオンが全層で検出され、特に多肥作物では下層で高濃度で検出された。未耕地では硝酸イオンはわずかに検出されるか全く検出されなかった。年間の窒素収支に基づく余剰窒素量は、ヘクタール当たり、飼料作で約50~200kg、野菜作で180~600kg、茶園で600kg以上と試算され、陰イオン保持能力から判断して、残された窒素保持量はほとんどの圃場ですでにマイナス、多くても0.5~1.5年分であった。 |
| カテゴリ | 肥料 かんしょ 水田 茶 |