課題名 | 茎葉野菜収穫のための切断方法に関する研究(94) |
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課題番号 | 90 |
研究機関名 |
九州農業試験場 |
研究分担 |
水田利用・機械化研 |
研究期間 | 完9~11 |
年度 | 2000 |
摘要 | カッタ-刃によるキャベツ茎切断抵抗値は,硬い茎では,試料の移動にともない単調に増加する傾向を示したが,その後減少し,再び上昇し始めた。最初のピークは,キャベツの茎の弾性的変形の過程であり,そのピークを通り過ぎると刃はキャベツの茎に亀裂を生じさせた。その後,刃に加わっていた抵抗はいったん解放される。さらに試料を送り続けると,抵抗値は切断と摩擦のため再び増加しピークを迎え試料を切断した。柔らかい茎ではピークが明確でないが,抵抗値の測定によって切れ味を評価できる可能性が見いだされた。この成果を利用し,結球野菜収穫機のための切断機構を試作し,圃場試験を行った結果,キャベツでは,茎が地上に5■程度でているためにほぼ100%切り取ることができた。一方,移植したハクサイでは,切断抵抗力より根の支持力が弱い場合がかなり認められ本切断機構の利用に問題を残した。 |
カテゴリ | 機械化 キャベツ 収穫機 水田 超省力 低コスト はくさい |