課題名 |
電気式スクミリンゴガイ防除作業機の開発に関する研究(97) |
課題番号 |
92 |
研究機関名 |
九州農業試験場
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研究分担 |
水田利用・機械化研
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研究期間 |
止10~12(11) |
年度 |
2000 |
摘要 |
電界強度とスクミリンゴガイ蘇生時間の関係は,400V/cm以上の電界強度で2秒以上の印加時間では75%以上の死亡率があった。消費電力に相当する電界強度×印加時間と殺貝率の関係は,100%の殺貝率を達成するには電界強度×印加時間を10,000V/cm・sec以上の高電圧にする必要がある。このことから代かき作業時に電気的に殺貝を行う装置は,安全面,コスト面で実用化は非常に難しい。また,放電衝撃法殺貝実験では,衝撃中心から5cmの地点では殻破砕により100%殺貝,10cmの地点で平均66.7%殺貝,生存貝の蘇生時間は平均152分と衝撃による効果(20cm地点での平均蘇生時間38分と比較)が認められた。殻高の大小による殺貝効果の違いは認められなかった。しかし,衝撃で殺貝できる範囲が狭く,これもコスト面で農作業用に適するのは困難と考えられる。
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カテゴリ |
病害虫
機械化
コスト
水田
スクミリンゴガイ
超省力
低コスト
防除
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