貯蔵前処理による青果物貯蔵性向上技術の開発(147)

課題名 貯蔵前処理による青果物貯蔵性向上技術の開発(147)
課題番号 145
研究機関名 食品総合研究所
研究分担 流通保全・食品包装研
(山口大島柑試・栽培研)
研究期間 完7~11
年度 2000
摘要 清美および不知火等の中晩生柑橘類で問題となるこはん症を防止するために、貯蔵方法、包装方法等の検討を行ってきた。10年度までに、各種プラスチックフィルムで個装した場合に、フィルムによってはガス傷害が発生すること、微細孔フィルムで包装すると、こはん症の発生がかなり抑制されるが、油胞間陥没や油胞黒変症などがかなり高率で発生すること、微細孔フィルムで包装し低温貯蔵した果実については、出庫時に包装解除した裸果でのこはん症の発生が増加することなどを明らかにした。11年度においては、フィルム包装した場合、果皮障害の発生には結露の影響が大きいように思われたので、高水蒸気透過性のフィルムを用いて検討したが、必ずしも微細孔フィルム等より効果があるという結果は得られなかった。また、こはん症に微生物が関わっている可能性もあることから、焼成カルシウムによる柑橘類の病原糸状菌の生育阻害効果を調べたところ効果は菌種によりかなり異なることが分かった。以上のように、こはん症の発生抑制にフィルム包装、特に微細孔フィルム包装が効果的であるが、出庫後の温度管理や包装袋内の結露に注意が必要であることが明らかになった。
カテゴリ 温度管理 加工

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