課題名 | 熱帯域養殖池における生態系機能の解明 |
---|---|
課題番号 | 80 |
研究機関名 |
養殖研究所 |
研究分担 |
飼育環境技術・飼育技術研 国際農林水産業研究センター 水産工学研究所 |
研究期間 | 継11~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | タイ国ではエビ類を持続的に養殖するためエビとミドリイガイとの混合養殖が試みられている。混合養殖が池内の生態系に及ぼす効果を評価するため,ペチャブリ県内養殖場のエビ養殖池,ミドリイガイを導入した水処理池および補給用の池水を貯める貯水池において底生動物調査を行った。各池間で底生動物の動物相および現存量に大きな違いがあり,水処理池における現存量の多さは餌料が豊富にあることを,貯水池におけるマクロベントスの高い多様性は生息環境の多様性と種間関係の複雑さを,エビ養殖池における出現種数や生物量の少なさはエビによる捕食圧の大きさと収穫後の排水に起因することを示唆した。 |
カテゴリ | 環境制御 飼育技術 |