遊休・放棄農耕地管理・保全技術の開発(17)

課題名 遊休・放棄農耕地管理・保全技術の開発(17)
課題番号 18
研究機関名 四国農業試験場
研究分担 総合研究・総研2
地域基盤・資源利用研
研究期間 完9~11
年度 2000
摘要 遊休地等の被覆植物として、ヘアリーベッチは夏以降の雑草管理に問題が残るが、環境適応力の強さによる栽培しやすさや種子コスト等の面で優れている。ヘアリーベッチをライブマルチして、雑草の抑制、地温の安定、土壌の保水性、土の膨軟化を図ることにより、サツマイモ、ショウガ、コンニャク等の地下部を利用する作物を省力的・環境保全的に栽培することでき、収量が安定した。乾燥地に適応し開花期間の長い西洋ミヤコグサは雑草抑制効果を持った景観植物として有望であった。集団的に遊休化した棚田の田面・法面を牧柵で囲い、山羊を放牧すると、短期間でクズ、ススキ、ノイバラ等の強害雑草や灌木が減少し、草丈の低い草種に変化した。その際、遊休棚田土壌表層の物理性の劣化が改善された。地形に応じた牧柵設置法または繋牧法により、山羊による遊休棚田の効率的な雑草抑制技術を確立した。遊休地の法面、田面を遮光資材等で被覆したのち牧草や鑑賞性に優れた被覆植物を栽植すると、雑草の繁茂を効果的に抑制できた。モミガラを利用して法尻浅層部に暗渠を設置すると、地下水位が大きく低下して作物の湿害が回避され、棚田整備圃場における低コスト排水性改善技術が確立できた。ジオテキスタイルを使用した急勾配法面の造成法及び法面の侵食・崩壊防止のための設計法を開発した。
カテゴリ 病害虫 乾燥 傾斜地 コスト こんにゃく 雑草 湿害 しょうが 低コスト 排水性 ばら 山羊

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