大牧区における牛群行動特性の解明(36)

課題名 大牧区における牛群行動特性の解明(36)
課題番号 36
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 総合研究・総研2
(東北大学)
研究期間 継9~13
年度 2000
摘要 無牧柵大牧区の牛群の行動を研究した結果、サブグループは血縁、舎飼時の同一牛舎などによって規定されることが明らかとなった。また、牛群の行動圏は300-800haに及ぶが、個体の1日の移動距離は2km程度と牧草放牧地と比較しても多くはないことが明らかとなった。このことは大牧区の牛群でも仔牛の成長に過度の負担をもたらしていないことがうかがえる。行動域内での植生(新植地、針葉樹林地、広葉樹林地、林道など)と牛群の行動は合理的な一致が認められた。新規導入の牛も単独で行動することは皆無であり、移動距離や行動圏も放牧期間の大半は他の牛とほぼ同程度を維持することが明らかとなった。こうしたことから、大面積の放牧であっても家畜生産上、問題がなく、今後の未利用資源の利用方式の一つとなる可能性が示唆された。
カテゴリ 水田 低コスト 肉牛 繁殖性改善 未利用資源

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