シロクローバ菌核病抵抗性品種の開発(227)

課題名 シロクローバ菌核病抵抗性品種の開発(227)
課題番号 222
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 草地・飼料作物研
草地・(上席)
地域基盤・病害生態研
研究期間 完4~6~(11)
年度 2000
摘要 寒冷地で大きな被害を引き起こすシロクローバ菌核病に対して抵抗性を持つシロクローバの系統を育成するため、抵抗性の簡易検定法を確立し、抵抗性系統を育成するための個体選抜への適用を図る。本試験を通じ、抵抗性検定に用いる植物には、接種前に50日間以上の育苗期間と20日程度の低温ハードニングが必要であること、低温・高湿(模擬積雪下条件)の人工気象器内での接種で検定可能であることを明らかにした。また、乾燥・凍結処理した接種源は、菌糸の再生率、伸長力ともに問題なく、十分な病原力を持つことを確認することにより、接種源の長期保存を可能にし、周年実施可能な簡易検定法を確立した。本試験で確立した接種検定法により、2回の選抜を経た個体から合成した後代で、菌核病抵抗性が高まっていることを確認し、本検定法が抵抗性系統育成のための個体選抜法として有望であることを明らかにした。残された問題点として、さらに選抜世代を進め、抵抗性の高度化が可能かを確認する必要があり、「牧草類の育種」課題中で取り組むこととする。今後、本試験で確立した検定法を用いて、抵抗性個体の選抜を進め、高度な抵抗性を持つ系統の作出を目指す。
カテゴリ 育種 育苗 簡易検定法 乾燥 飼料作物 中山間地域 抵抗性 抵抗性検定 抵抗性品種 肉牛 品種

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