課題名 |
新規参入労働力の技術教育と現場活用のための基礎的研究(195) |
課題番号 |
150 |
研究機関名 |
森林総合研究所
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研究分担 |
生産技術・労働研
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研究期間 |
完11~13(12) |
年度 |
2000 |
摘要 |
新規参入労働者ができるだけ林業現場で一人前の戦力として活躍できるための技術教育の進め方、既存の作業班への配置による教育効果を含めた新規参入労働者の現場活用のあり方を明らかにすることを目的として本研究を実施した。森林・林業に関心のある市民、民有林経営者を対象としてアンケート調査を行った。さらに新規参入労働者に対して間伐作業の能率や作業時の生理的負担の経時変化を調査した。一般市民を対象としたアンケート調査の結果、林業への転職理由として、「自然の中で働きたい」、「田舎暮らしをしたい」、「環境保護に関心がある」などの回答が多く、自然派思考の中で林業への転職を希望する者の多いことが確認された。民有林経営者を対象としたアンケート調査の結果、新規採用の理由として「労働力の高齢化」、「労働力の減少」という回答が多く、人材としては「健康で体力のある人」、「林業に魅力を感じる人」、「積極的で意欲のある人」を、また期待する役割として「意識を持って自主的に働く労働者」、「山林管理を任せて信頼できるアドバイザー」、「高度な林業技術を有したリーダー」を求めていることがわかった。なお採用上の問題点として「給与及び処遇」、「地域・職場での人間関係」、「伐採作業にともなう危険性」などが挙げられた。作業の能率や生理的負担の調査の結果、参入後、半年から1年で自分の作業ペースで仕事が出来るようになってくることが認められた
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カテゴリ |
機械化
経営管理
現場活用
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