木材の貿易・需要構造の把握と変化要因の解明(247)

課題名 木材の貿易・需要構造の把握と変化要因の解明(247)
課題番号 191
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 林業経営・経済研
林業経営・(科長)
研究期間 完6~11~(12)
年度 2000
摘要 (1)対日木材輸出が活発な地域(北米・ロシア極東・チリ)における木材の生産・需要・貿易動向を捉えるとともに、(2)わが国木材需要のうえで重要な位置を占める住宅分野での木材需要・流通構造を把握、分析した。(1)では、北米における主産地の移動(沿岸部→内陸部)、対日輸出品目の高次加工製品へのシフト、チリにおける林産部門の寡占構造等を明らかにし、各地域における対日供給力等について分析を行った。(2)では「木造住宅合理化認定システム」の認定取得事業体、茨城県牛久市の大工・工務店、牛久市・茎崎町の木材小売業者等に対するヒアリング調査を実施し、在来軸組工法の分野でも先進的な事例では高次加工製品(集成材、人工乾燥材、構造用合板等)、金物接合、パネル構造の採用が進んでいるものの、年間建築戸数9戸以下層においては未乾燥材が採用され、工法に関しても従来の形態が踏襲されていること、年間建築戸数50戸未満層の大工・工務店では部材の調達の大部分を木材小売業者に依存していること、木材小売業者に取扱高の規模による顧客(大規模層=年間10戸以上層の顧客を持つ、小規模層=9戸以下層を顧客とする)、経営意識(大規模層=事業の多角化を模索、小規模層=転廃業を検討)などの面で階層構造がみられることを明らかにした。(11-1-3)
カテゴリ 加工 乾燥 管理システム 経営管理 輸出

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