樹木タンニンの機能解明と用途開発(260)

課題名 樹木タンニンの機能解明と用途開発(260)
課題番号 205
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 木材化工・成分研
木材化工・防腐研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 未利用資源である樹皮を有効利用するため、樹皮に多量に含まれる縮合型タンニンの有用機能の解明及び用途開発を目的とする。エゾヤナギタンニン及びアンモニアで気相処理したアカシアタンニンは顕著なホルムアルデヒド吸着能を示した。アセトアルデヒドの吸着能は一般に樹皮タンニンが強く、単量体であるカテキンは効果を示さなかった。モリシマアカシア樹皮抽出物はナイロン布に容易に染着され、タンニン及び銅イオンを吸着したナイロン布には大腸菌に対する静菌効果が認められた。カテキン、タンニン酸、ヒバタンニンは、シロアリに対する有意な摂食阻害活性を示した。カテキンと低毒性金属との複合体に関しては、ミョウバンとの複合体が最大の摂食阻害活性を示した。樹皮抽出物を用いた液状炭化物の調製では、ケブラコやアカシアタンニンをバインダーとする液状炭化物が単板上に固定化されたが、水を添加すると木炭の一部が再溶脱した。一方、精製したアカシアタンニンを用いた場合には再溶脱も認められず、単板上に安定な炭化物膜が形成された。水添加による木炭の再溶脱は抽出物中の糖成分に起因しており、タンニン抽出時に糖夾雑物の少ない抽出法が適している。農産廃棄物であるバガスを爆砕処理すると、水溶性ポリフェノール成分が増加し、未処理バガスに比べて約4倍の抗酸化作用が認められた。今後民間企業と共同して、住環境向上資材、機能性食品としての実用化を検討する。
カテゴリ 機能性食品 未利用資源

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