| 課題名 |
オオキノコムシ類のヴォーカル・コミュニケーションの解明(540) |
| 課題番号 |
427 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
東北・昆虫研
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| 研究期間 |
完9~13(12) |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
シイタケ害虫であるセモンホソオオキノコムシの音響交信を解明するとともに、亜社会性の有無を調査し、本種の防除法を検討した。雄成虫は威嚇音同様に頭部発音器官を用いて配偶行動時にも発音した。交尾直前から交尾中の発音はチャープ内のシラブル数が2-3、チャープ間隔が約2秒であったのに対し、交尾中断直後のそれはシラブル数が3-4、チャープ間隔は約1秒で、両者の間には有意差があった。また、シャーレ内に集合している成虫コロニーにCO2ガスを吹き付けると、コロニーの構成個体は鞘翅の発音器官によるクリック音を発生しながら散りぢりに走った。このクリック音は種内他個体に外敵の接近を知らせる警報音であり、本種の亜社会性を示唆した。さらに、雌成虫はシイタケ表面に小さな穴を空けそこに1卵ずつ産卵してその上を分泌物で覆うが、この覆いを実験的に破壊すると見かけの孵化率は約20%減少した。卵保護は子育ての進化への過程であると考えられ亜社会性を示唆した。シイタケ栽培現場において、本種の配偶行動時音声を再生することにより正常な配偶行動を妨害し、本種の増殖を抑制できる可能性が示された。また、本種が多数群らがるシイタケに人が近づくと、本種はパラパラといっせいに落下するが、これにはクリック音の警報が関与している可能性が示された。この音声の利用も、これまで重労働であった、栽培現場における本種成虫の除去作業を軽減する可能性がある。
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| カテゴリ |
病害虫
害虫
経営管理
しいたけ
防除
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