小麦有望系統の品質・収量に関する栽培生理特性の解明(31)

課題名 小麦有望系統の品質・収量に関する栽培生理特性の解明(31)
課題番号 24
研究機関名 農業研究センター
研究分担 生理品質・麦栽生理研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 小麦新品種あやひかり,つるぴかりの高品質安定多収栽培の指針を得るため,灰色低地土の水田において作期および施肥試験を行い,黒ボク土の畑において施肥試験を行った。その結果,生育特性として両品種とも出穂が早いため入梅前の収穫が可能で,多収であることが判明した。品質特性としては,あやひかりは農林61号より製粉歩留が高く,食感が勝ったが,色相はやや劣った。つるぴかりは食感と色相が優れていた。また,つるぴかりの原粒蛋白含量は,あやひかりや農林61号に比べて低くなりやすいことが示された。栽培管理により原粒粗蛋白含量を増加させるためには,品種によって出穂前10日から出穂期の窒素追肥が有効であることが明らかになった。さらに,収穫前の降雨による品質低下は,フォーリングナンバー,容積重,粉色などに顕著にあらわれ,製粉歩留にも影響することが示された。なお,あやひかりは早播きしても幼稈が伸びにくいため,他の品種に比べて幼穂凍死率が低くなることが明らかになり,交配実験の結果,この性質が優性的に遺伝することが判明した。これらの成果は,公立農業試験場における小麦新品種の栽培技術の研究に利用されるほか,新品種の栽培技術マニュアルを作成するための基礎資料となる。
カテゴリ 小麦 栽培技術 新品種 水田 施肥 低コスト 品種

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