飼料中の抗酸化性成分の解明(128)

課題名 飼料中の抗酸化性成分の解明(128)
課題番号 108
研究機関名 草地試験場
研究分担 生産利用・飼料調製評価研
生産利用・栽培生理研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 抗酸化性は、老化、発ガン、紫外線障害などを防ぐとされる食品機能性の一つであり、抗酸化性を加味した飼料設計により、家畜の健康の維持・増進が図られて生産性向上に結び付き、畜産物の保存性も向上させると期待し、各種牧草類の抗酸化性を分析した。抗酸化力の測定は、ラジカル存在下でのリノール酸メチルの保護程度で測定した。アルファルファの抗酸化活性の季節変動を分析した結果から、刈取時期が早いほど活性が強く、経年草地に比べて更新草地のほうが優れていた。シバは6月刈取時は、南刈取のものほど強い傾向にあったが、夏以降品種による違いは見られなかった。ギニアグラスでは季節による変動はほとんどない結果が得られた。トウモロコシの品種間差では、有色系統品種の長野畜試G922の活性が高かった。各種牧草類の抗酸化性のスクリーニングを行った結果から、活性の強かったギンネムについては成分検索を行い、核磁気共鳴スペクトルデータなどから4位に水酸基を有する直鎖アルデヒド、2重結合-メチレン-2重結合の構造が連続する直鎖脂肪酸が多く検出された。また、フラボノイド類が豊富に含まれ、特にquercitrin含量が高かった。
カテゴリ アルファルファ 管理技術 季節変動 機能性 飼料設計 飼料作物 とうもろこし 評価法 品種

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