課題名 | 牛乳フレーバー向上に有用なハーブ類等の栽培と乳牛への給与技術の開発(139) |
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課題番号 | 119 |
研究機関名 |
草地試験場 |
研究分担 |
生産利用・乳牛飼養研 生産利用・乳牛飼養研 |
研究期間 | 完10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 乳牛の飼料に適するハーブ類の検索を行うとともに,自給粗飼料としての効率的なハーブ類の栽培方法を確立する目的で,乳牛へのハーブ給与が乳生産に及ぼす影響とハーブの採食性を検討し,ハーブを栽培したときの収量とその栄養価を調査した。その結果,栽培適性と嗜好性の調査からレモングラス,ペパーミント,オレガノ,スイートバジル,レモンバーム,アニス,フェンネルの7品目が乳牛の飼料として有用なハーブであると考えられた。収量を調査する試験において,10アール当たりの生草収量が5トン以上であったものは,スイートバジル,レモンバーム,ペパーミント,レモングラスであった。ハーブを乾草に調製した場合,その栄養価の推定値は,レモングラスがイタリアンライグラスと同等以上で,ペパーミントがアルファルファヘイキューブとほぼ同等であった。また,ハーブの乳牛への給与は,乳量,乳成分に悪い影響を及ぼさないと考えられた。単味給与では嗜好性に劣るハーブであっても,TMRにして給与することにより採食性が向上することを明らかにした。 |
カテゴリ | アルファルファ イタリアンライグラス オレガノ 管理技術 飼料作物 乳牛 バジル フェンネル レモングラス レモンバーム |