| 課題名 |
農地管理粗放化が傾斜農地の崩壊と荒廃に与える影響の評価(232) |
| 課題番号 |
196 |
| 研究機関名 |
農業環境技術研究所
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| 研究分担 |
環境資源・土壌物理研
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| 研究期間 |
完8~(11)~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
農地管理粗放化が傾斜農地の崩壊と荒廃に与える影響を明らかにするために,国内,インドネシア,フィリピンおよび韓国の棚田を調査し,耕作放棄により予想される影響を土壌の性質との関係から類型化した。棚田の崩壊の形態と土壌の性質には密接な関係があり,(1)フィリピン・イフガオや新潟県頸城丘陵などに見られる細粒質土壌の棚田は排水不良であり,乾燥により亀裂が発達しやすいため,放棄された場合には地すべりや崩壊が生じやすく,森林に戻すことは容易ではないこと,(2)高知県檮原町や韓国尚州などの中粗粒質土壌の棚田は石積みで強固な法面を持ち,排水も良好なため自然植生への回復が早く,放棄後も大きな災害は生じにくいこと,(3)宮崎県高千穂町や中部ジャワの火山灰土壌の棚田では浸透性が大きく,畑としての利用が可能であるが,放棄された場合には強雨による法面の土壌侵食が生じやすいことが明らかになった。棚田の耕作放棄の要因には機械化の困難,非効率な農作業,用水確保の困難などの自然的・技術的条件によるものと,地域社会の過疎化・高齢化などの社会・経済的条件によるものがある。耕作放棄が生じると水管理や灌漑が困難になるなどの悪影響が広範囲に及ぶため,棚田を持続可能な形で維持しようとすれば,小型機械が作業できる程度の圃場整備は不可欠と考えられる。
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| カテゴリ |
乾燥
管理技術
管理システム
機械化
水管理
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