カメリア類のサポニン利用製品の開発(293)

課題名 カメリア類のサポニン利用製品の開発(293)
課題番号 254
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 茶利用加工・品質化学研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 チャの機能性に対する関心が一段と増している中で,チャに含まれる高機能性成分の系統的な検索,評価,利用技術の開発を行うことは,チャの付加価値の向上,強いては茶の消費拡大効果を図る上で極めて重要である。本課題では,チャ種子サポニンの新しい生理活性を見出すと共に,生理活性に基づく新製品を開発することを目的とする。研究期間中に得られた主な成果として,次の新しい生理活性を見出した。(1)食塩高濃度下での耐塩性酵母(Z. rouxii)に対する生育阻害効果,(2)チャ炭疽病防除効果,(3)植物生長調節作用(化学農薬除草剤との植物生長阻害相乗効果作用),(4)海洋付着物質(フジツボキプリス幼生及びムラサキイガイ)忌避効果,(5)食用担子菌ヒラタケの子実体形成誘起効果,(6)バラ切り花の吸水量と蒸散量抑制作用。得られた成果は,JARQや茶業研究報告に公表(3報)すると共に,特許を取得した(特許番号3015882)。また,成果の一部は野菜・茶業及び食品研究成果情報課題として提出し,採択された。 生理活性に基づくチャ種子サポニンの具体的な製品化が残された。今後,引き続き茶業関連研究会や雑誌等でチャ種子サポニンの生理活性をアピールしていくことで,実用化を図っていく。
カテゴリ 病害虫 機能性 機能性成分 消費拡大 除草剤 炭疽病 農薬 ばら 評価法 防除

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