転換畑圃場の傾斜化による表面排水促進効果の定量的評価手法の開発(118)

課題名 転換畑圃場の傾斜化による表面排水促進効果の定量的評価手法の開発(118)
課題番号 95
研究機関名 農業工学研究所
研究分担 農地・水田整備研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 レーザー制御機械群を用いた圃場面傾斜化工法を改善するとともに、傾斜化による排水性向上効果と生育安定効果を作目別に定量評価し、次の成果を得た。(1)排水性改善効果:降雨に伴う表面流出は、水平圃場の2倍以上になる。また、表面排水後の土壌の乾燥も早い。(2)麦栽培における評価:大麦の収量は、圃場の各地点とも傾斜区(480kg/10a)が水平区(439kg/10a)を上回った(新利根地区)。(3)大豆栽培における評価:傾斜区の収量が優り、平均は水平区が321kg、傾斜区が355kgであった(農工研圃場)。(4)反転均平工法のレベルアップ:二段耕プラウと運土用レベラーの開発によって表土への心土混入率の低下と運土時間の短縮を達成した。田面標高差が50cmまでの場合には、従来のブルドーザ工法と比較して40%程度の低コスト化を実現。(5)傾斜化及び再均平の作業時間:粘質土及び砂質土では20cmの田面差まではほぼ一定で、500~600min/ha、表土が砂質でも心土が泥炭の場合は、鎮圧に時間を要するため600~900min/haを要する。壌土及び植壌土は、300min/ha前後である。
カテゴリ 大麦 乾燥 管理技術 大豆 低コスト 排水性 水管理

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる