有用成分を含有する地域植物資源の収集・保存・評価と増殖技術の開発(205)

課題名 有用成分を含有する地域植物資源の収集・保存・評価と増殖技術の開発(205)
課題番号 172
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 畑地利用・畑栽生理研
(食総研)
研究期間 完9~12
年度 2000
摘要 東北地域に存在する有用成分を含有する植物資源を検索、収集、評価を行い、その保存方法,増殖方法を確立し,地域植物資源の高付加価値を図り、農村活性化の一助に資することを目的として試験を行った。その結果、以下の成果が得られた。1)ラズベリー、カランツ、サルナシ、アケビ等を圃場に移植した。2)8種24品種の植物の培養系を作成し、各々の植物に適した保存材料を調整し、ビトリフィケイション法の手順を最適化することにより、液体窒素保存を可能にした。また、熱帯系のルートクロップであるインナラの保存に成功し、この保存法の適用性を広めた。3)クワ冬芽の長期保存では、8年間-135℃に保存しても、生存率が低下しないことを示し、超低温保存の安全性を示した。4)ギョウジャニンニクの培養した根端を振とう培養で肥大化させた後、不定芽形成培地に移すことにより、個体再生させることができた。5)上記1)で収集した試料70種について抗酸化活性、ACE阻害活性試験を行い、前者ではシソ、ウド、アケビ、チョロギ、ラズスベリー等に、後者ではウド、キクイモ、花ワサビ等に高い活性があることを明かにした。これらの結果はすでに学会誌あるいは学会発表会で公表したが、12年度の研究成果情報としても提出した。さらに、開発した保存法を実用技術とするために、中規模な保存試験を進める。
カテゴリ あけび うど 加工 きくいも ぎょうじゃにんにく 高付加価値 栽培技術 さるなし しそ 品種 ラズベリー わさび

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