| 課題名 | 急性相反応におけるTNF及び急性期蛋白の発現と品種特性の解明 |
|---|---|
| 課題番号 | 223 |
| 研究機関名 |
東北農業試験場 |
| 研究分担 |
畜産・栄養生理研 畜産・家畜繁殖研 畜産・家畜育種研 |
| 研究期間 | 単12(S20000058) |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 急性相反応(APR)は感染時の生体防御反応であり、臨床症状に加えて代謝・内分泌機能に劇的な変化を誘導する。また、肝臓から分泌される急性期蛋白(APP)は、APRの重要な指標である。本研究では、APRにおけるAPP産生とそれを制御するサイトカインTNFの発現を解析し、抗病性との関連性及びホルスタイン(H)種と黒毛和(B)種の抗病性に関する基礎知見を得るためにAPRにおける免疫・内分泌反応を比較検討した。血漿中TNFを定量化するために、ELISAによる測定系の確立を目指した。牛組み換え型TNFをマウスに免疫し、モノクローナル抗体(MoAb)産生株を2つ樹立した。これらのMoAbでサンドウィッチELISAを行ったところ、牛血漿中のTNFを特異的に定量することができた。H種、B種それぞれ6頭の子牛を用い、LPS(100ng/ml)を投与、12時間後までの採血を行った。血漿中ハプトグロビン(Hp)及びTNF濃度は、LPS投与により増加したが、それらの反応性はともにB種がH種よりも小さく、栄養代謝産物及びホルモン濃度もB種がH種に比べて変動が少なくなる傾向を示した。TNFの定量化が可能になったこと、抗病性に品種間差の存在が示唆された点については本研究による新知見である。これらの成果は学術雑誌に投稿及び海外での学会で発表した。今後は、白血球におけるサイトカイン発現能を解析・評価する必要がある。 |
| カテゴリ | 飼育技術 中山間地域 肉牛 品種 |