課題名 |
フザリウム菌の不活化機構・感染機構の解明 |
課題番号 |
2001000275 |
研究機関名 |
独立行政法人農業技術研究機構
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研究分担 |
農業技術研究機構 中央農業総合研究センター 病害防除部 土壌病害研究室
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研究期間 |
新規2001~2001 |
年度 |
2001 |
摘要 |
フザリウム病等土壌病に対して、拮抗微生物(非病原性フザリウム等)を用いた生物的防除効果を長期に持続させる技術開発が求められている。そこで、殺菌土壌中におけるホウレンソウ萎凋病の病原フザリウム菌とこれに拮抗作用を示す非病原性フザリウム菌の推移を調べた。非病原性フザリウム菌を土壌に処理して8日後に病原フザリウム菌を投入した場合、病原フザリウム菌の増殖は抑制された。その後7日後に、土壌中にショ糖やアミノ酸等の養分を加えると、抑制されていた病原フザリウム菌が新たに増殖し始めた。このことから、非病原性フザリウム菌を処理してから日数が経つと、ホウレンソウ萎凋病の生物的防除効果が低下することがあるが、ホウレンソウの根から滲出するショ糖やアミノ酸等養分が病原フザリウム菌の増殖を促進するためと考えられた。
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カテゴリ |
病害虫
生物的防除
ほうれんそう
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