直播甘しょにおける安定多収阻害要因の解明と甘しょ体内における窒素固定細菌の分離

• 課題番号: 2001000459
• 研究機関名: 独立行政法人農業技術研究機構
• 研究分担: 農業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター 畑作研究部 生産管理研究室
• 研究期間: 新規2001～2001
• 年度: 2001
• 摘要: 甘しょの直播栽培では、種いもからの出芽速度と親いも肥大との間に正の関係が認められた。出芽がほぼ同時期のものについては、高温・低土壌水分下で親いも肥大が抑制された。以上のことから、出芽速度と土壌環境要因が安定多収阻害要因と考えられた。種いも前処理効果については、年次により親いも肥大の傾向が異なり、親いも肥大との間に有意な関係は認められなかった。甘しょ体内における窒素固定細菌としてKlebsiella oxytocaを分離・同定し、その形態的及び生理的特徴を明らかにした。甘しょの茎切片を培養して窒素固定活性を測定する方法からも、甘しょ茎中に窒素固定細菌が生息していることが確認できた。
• カテゴリ: 管理技術 直播栽培 土壌環境