課題名 |
酪農環境由来サルモネラ等の分子疫学的検討 |
課題番号 |
2001000644 |
研究機関名 |
独立行政法人農業技術研究機構
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研究分担 |
農業技術研究機構 動物衛生研究所 北海道支所 臨床微生物研究室
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協力分担関係 |
北海道内家畜保健衛生所
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研究期間 |
新規2001~2001 |
年度 |
2001 |
摘要 |
北海道で分離された牛由来Salmonella Typhimurium(ST)103株について、パルスフィールド電気泳動法を用いた遺伝子型別を実施し、FAFLP法による型別結果と比較した。その結果、両者の結果はほぼ一致し、FAFLP法は数値データによるデータベース化および塩基配列解析が可能で、遺伝子型別に有用であることが確認された。同時に北海道地域における両方法を用いたSTのデータベース化を推進することができた。また、遺伝子型の経年的変化を解析したところ、現在世界的に問題となっているファージ型DT104と同じ遺伝子型を示す菌の分離が、サルモネラ症の増加し始めた1992年以降に増えていることが明らかになった。さらに、FAFLP法による遺伝子型に特異的なマーカーとして、P22ファージに相同性を示す塩基配列の存在を明らかにした。
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カテゴリ |
病害虫
診断技術
データベース
乳牛
防除
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