| 課題名 |
自然環境要素が人の快適性と健康に及ぼす影響評価 |
| 課題番号 |
2002003189 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
森林総合研究所 T長(生理活性)
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| 研究期間 |
継続2001~2005 |
| 年度 |
2002 |
| 摘要 |
日常的に経験する香りであるバラ、ユリ、キク、スギ、ヒノキ、コーヒー豆などの嗅覚刺激がもたらす影響を明らかにした。また、スズメバチのモニタ リングを継続するとともに、コロニー間での体表炭化水素とマイクロサテライ トDNAの差について解析を進め、さらに、スズメバチ個体数の年次変動分析に取り組んだ。その結果、香り物質の吸入によってスギ、ヒノキ、ベイマツ材チップ、バラ、キク、コーヒー豆ともに「やや快適」で「やや自然」であると評価されていることが示され、スギの香りは収縮期血圧の結果から生体を生理的にリラックスさせることがわかった。また、脳活動に関しては、ヒノキ、ベイマツならびにバラにおいて、活動が亢進し、覚醒的な快適感がもたらされることが明らかとなった。スズメバチのモニタリングでは、捕獲数は茨城、札幌ともに昨年とほぼ同じであったが、札幌で捕獲した種構成に若干の違いが見られることが分かった。また、ハチの身体から採取した炭化水素の構成比の正準判別分析により、働き蜂の体表の炭化水素組成は出自の巣とほぼ100%同じであると判別できた。さらに、小樽市のキイロスズメバチの駆除数の年次変動に関しては、負の密度依存性が検出されたが、周期性は認められないことが明らかとなった。これらの意義としては、1)樹木、花卉等の香り物質が人の快適性に及ぼす効果の生理的データの蓄積に寄与したこと、ならびに2)スズメバチによる殺傷事故軽減のための生態情報等のデータが蓄積されたことである。
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| カテゴリ |
きく
コーヒー豆
ばら
モニタリング
ゆり
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