課題名 | 亜寒帯水域における増養殖対象種の効率的生産技術の開発 |
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課題番号 | 2002003260 |
研究機関名 |
水産総合研究センター |
研究分担 |
水産総合研究センター 北海道区水産研究所 海区水産業研究部 海区産業研究室 水産総合研究センター 北海道区水産研究所 海区水産業研究部 資源培養研究室 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2002 |
摘要 | 北海道東部の藻場ではコンブ類群落が周年みられ、なかでも6月の生育密度は平均17.7kg/m2(湿重量)と高かった。藻場及び周辺の温度は、塩分32%未満の低塩分水の影響などで沖合いよりも岸の水温変動が大きく、また寄り藻漂着帯である裸地の海岸砂温が比較的高いという傾向が認められた。さらに藻場では吸光係数が比較的高く(0.4)光の減衰が大きいことが判った。また今後の手法に関連して、藻場内でのデトライタス捕捉やGPS魚探による底質判別試験及び飼育によるエゾバフンウニ生殖板輪紋形成の確認を行なった。カニュレーションによる卵母細胞の連続観察を行い、8度Cの飼育下でホシガレイの最終成熟には約6日を要し、3日程度の排卵周期をもつことを確認するとともに、精子運動特性を調べるため、ビデオ画像による精子運動解析法を検討した。また、マツカワ、ホシガレイ雌親魚の採卵による外傷とストレスを軽減するためのメディウム注入法による新たな採卵法の開発、超音波断層撮影によるマツカワ未成魚雌雄判別の大量処理方法を検討した。 |
カテゴリ | 効率的生産技術 GPS |