課題名 | 中国等の稲の遺伝資源のイモチ病抵抗性及び多収性等の評価と育種素材の育成(521) |
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課題番号 | 2002003066 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター |
研究分担 |
国際農林水産業研究センター 生物資源部 国際農林水産業研究センター 生産環境部 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2002 |
摘要 | 中国水稲研では、紋枯病抵抗性の検定個体数や反復を増やし検定時期を揃えたところ、散布法と注射接種法の両検定結果に相関を認め、再現性のある結果を得たので、熟期別の紋枯病抵抗性標準品種を選定した。WARDAでは、アフリカ稲の旺盛な初期生育を支える蒸散(気孔伝導度)に関して、アフリカ稲染色体部分系統とアジア稲とのF2を用いてQTL解析を行い、第2染色体上のSSRマーカーQ23とQ204の間にQTLを検出した。IRRIでは、密陽23号/アキヒカリにおいてDNAマーカー連鎖地図を完成させ、マーカー利用による系統選抜を始めた。また、第3染色体の長腕と短腕に初期生育と同化産物の蓄積に関するQTLを推定した。いもち病抵抗性判別品種の開発も進めた。さらに、IRRIで微量栄養素蓄積型イネ22系統を亜鉛欠乏土壌試験区で栽培し、品種Jalmagnaに亜鉛欠乏耐性を認め、育種の可能性を示した。計画とおり順調に研究が進捗している。 |
カテゴリ | 病害虫 育種 遺伝資源 いもち病 小麦 水稲 多収性 DNAマーカー 抵抗性 評価法 品種 |