課題名 |
生態系調和型畑作における土壌病害の防除技術の開発並びに線虫群集の特性解明 |
課題番号 |
2002002364 |
研究機関名 |
農業技術研究機構
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研究分担 |
農業技術研究機構 東北農業研究センター 畑地利用部 畑病虫害研究室
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協力分担関係 |
東京農工大学
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研究期間 |
新規2002~2002 |
年度 |
2002 |
摘要 |
i)キャベツ萎黄病菌の病原性を喪失させた変異株の解析から、fap1遺伝子が病原性関連遺伝子の一つであると推定した。その遺伝子の発現はタンパク質の分解に関与し、病原菌の菌糸が植物体に侵入した後に発現すること、病原性を持つ野生株はキャベツ根の維管束部まで侵入するが、病原性喪失株は根内皮までしか侵入しないこと等、病原性発現機構の一部を明らかにした。また、病原性喪失菌の発病抑制効果を圃場で実証した。ii)キャベツ根こぶ病の発生圃場におとり植物等を導入した防除法は、薬剤防除とほぼ同等の防除効果を持つことを実証した。iii)糸状菌食性線虫として新たに同定した線虫は、これまで糸状菌を摂食しないとされてきた種であり、主に腐生菌を摂食する特性があることを明らかにした。
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カテゴリ |
病害虫
萎黄病
害虫
キャベツ
防除
薬剤
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