| 課題名 |
複合化のための接着技術の高度化 |
| 課題番号 |
2003004418 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
森林総合研究所
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| 研究期間 |
継続2001~2005 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
複合化のための接着技術の高度化当年度の試験研究方法:1)モデル化合物として2種類のモノメチロールフェノールを用い、HPLC等を用いて反応過程を追跡することにより、フェノール樹脂の縮合反応に及ぼす炭酸ナトリウム等硬化促進剤の影響を調べた。2)スギ材及びその他国産材の化学物質放散量をJIS小形チャンバー法により測定し、厚さ2mmの針葉樹単板を挟み込んだ畳を用いて長期ダニ暴露試験を行った。3)集成材の接着耐久性に影響を及ぼす因子のなかで特に重要となる寸法変化について、屋外・屋内等各種使用環境においてπ形ゲージを用いた測定を行った。レゾルシノール系樹脂接着剤について硬化剤添加率を変えて製造したカラマツ集成材に各種促進処理を行ってその特徴を解析した。低ホルムアルデヒド型接着剤による合板を屋外、軒下及び高湿度環境に1年間暴露した試験片の接着強さを測定した。4)単層フローリング、複合フローリング、集成材、特殊合板、木材用接着剤からのアルデヒド類及びVOC(揮発性有機化合物)をJIS小形チャンバー法方により測定した。湿度を変化させたときの木質建材からの化学物質放散量を測定した。当年度の研究成果:1)硬化促進剤のうち炭酸水素ナトリウムはパラ位のメチロール基が関与する縮合反応にのみ作用することがわかった。木材液化物から合成したフェノール樹脂接着剤は市販のフェノール樹脂に匹敵する接着強さを示した。同様に木材液化物から合成したイソシアネート樹脂接着剤も優れた接着強さを示した。2)スギ気乾材・人工乾燥材のアルデヒド類・VOCを長期間に渡って測定し、アセトアルデヒドの放散速度が初期に4~7μg/m2hであったのが、1ヶ月程度経過すると2μg/m2h程度以下まで減少することがわかった。その他の国産材(トドマツ、トウヒ、ツガ、サワラ、カラマツ、モミ)のアセトアルデヒド放散量も2~8μg/m2hの範囲であることがわかった。アセトアルデヒド放散量の簡易測定法としてホルムアルデヒドの測定方法であるJASデシケータ法を応用する手法を開発した。ヒバ単板の揮発成分は曝露開始から15週間にわたり強いダニ行動抑制効果を示し、その効果は時間の経過をともに低下したが、約1年間持続した。ヒノキ単板は約3ヶ月間効果が持続した。これらのことから、針葉樹単板を用いて畳内のダニの行動を長期間抑制できることがわかった。3)温水浸せき・乾燥サイクルによる促進処理における水温及び乾燥温度により、木材の吸水量、寸法変化及び接着強さの低減量が異なることがわかった。60℃の温水浸せき処理よりも、減圧加圧処理のほうが木材の吸水量が多いことがわかった。加速試験を行った後1年間暴露試験を行った低ホルムアルデヒド型メラミン・ユリア共縮合樹脂接着剤による合板の接着強さを測定した結果、屋外では接着強さが低下するものの、軒下暴露及び高湿度暴露(20℃、90%RH)では、接着強さが低下しないことがわかった。4)各種木質材料から放散される化学物質については、表面塗装した材料からは酢酸ブチルまたは酢酸エチルの放散が、ベイマツ集成材ではアセトアルデヒドの放散が多いことがわかった。化学物質放散量に及ぼす湿度の影響を調べた結果、天然木化粧合板からの酢酸ブチルの放散及びパーティクルボードのホルムアルデヒド放散に及ぼす影響が大きいことがわかった。アセトアルデヒドについては、ホルムアルデヒドよりも湿度の影響が少なく、また、経時的な減少が大きいことがわかった。
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| カテゴリ |
簡易測定
乾燥
ゆり
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