| 課題名 | イネ等におけるダイオキシン類の吸収、移行特性の解明 |
|---|---|
| 課題番号 | 2003004061 |
| 研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
| 研究分担 |
農業環境技術研究所 化学環境部 ダイオキシンT |
| 協力分担関係 |
畜産草地研 愛知農総試 |
| 研究期間 | 継続2001~2005 |
| 年度 | 2003 |
| 摘要 | トウモロコシ・スーダングラス体系で年間を通してダイオキシン類の消長を追跡した。異性体毎に、作物体と大気中のダイオキシン類の対数濃度比(logSC)を詳細に検討したところ、オクタノール-大気分配係数の対数値(logKOA)と高い相関関係が見られた。このことは、作物体中ダイオキシン類の濃度及び組成は、試料採取時の大気(ガス態)組成と各異性体の物性値(KOA)に強く依存することを示唆している。また、全ダイオキシン類(1~8塩素化物)の同時分析法を確立した。本分析法は公定法に準じた精度管理基準を満たしており、コプラナーPCBs、ポリ塩素化ナフタレンの同時分析が可能である。本分析法により水田土壌(1960年から1999年)中の全ダイオキシン類を分析した結果、1960~70年代をピークに明瞭に減少している異性体、緩やかであるが減少傾向にある異性体、1960~70年代から増加傾向にある異性体に分類された(主要成果1:番号は農業環境研究成果情報第20集の目次番号を示す)。さらに、ジャガイモ塊茎の搾汁液に添加した4種類のダイオキシン類異性体は、新しく採用したポリトロン抽出法により100%が回収され、搾汁液中の植物酵素類はダイオキシン類を分解できないことを確認した。次いで、代かき時に凝集剤として塩化カリウム及び塩化カルシウムを施用することにより、水田からのダイオキシン類の流出が効果的に防止できることを現地試験で実証した(主要成果2;表4)。(主要な査読論文)上垣ら,日本草地学会誌,49(4),346-351 (2003) |
| カテゴリ | 水田 とうもろこし ばれいしょ |