課題名 | 各種資材等の評価による負荷軽減技術の開発 |
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課題番号 | 2003004066 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 化学環境部 養分動態U |
協力分担関係 |
日清製粉(株) 島根大 筑波大 畜産草地研 東大 東北大 山口大 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2003 |
摘要 | 試作した硝酸性窒素吸着資材は、湛水条件の土壌カラム実験において水の浸透速度にかかわらず市販の土壌団粒化資材以上の硝酸性窒素吸着能を示した。この資材を畑状態のポット栽培のチンゲンサイに施用することによって、栽培期間中の硝酸性窒素の溶脱量を無施用区に比べ2/3に抑制することができた。また、堆肥化の過程で鉄やアルミニウムを添加処理した豚ふん堆肥は、鉄・アルミを無添加の豚ふん堆肥に比べ、ホウレンソウの生育を促進した。このことは、ホウレンソウが優先的に吸収するタンパク様物質の生成が、豚ふんへ鉄等を添加して堆肥化することによって促進されたことを示唆している。これらのことから、硝酸性窒素吸着資材によって土壌からの硝酸溶脱を抑制し、鉱物資材で調製した有機質資材によって窒素利用率を上げる可能性が示された。(主要な査読論文)Okamoto et.al., Soil Sci. Plant Nutr., 49, 445-452 (2003) |
カテゴリ | 土づくり 肥料 チンゲンサイ 豚 ほうれんそう |