| 課題名 | 組換え作物の栽培が農業生態系における生物相に及ぼす影響評価並びに導入遺伝子の拡散に関する遺伝学的解析手法の開発と遺伝子拡散の実態解明 |
|---|---|
| 課題番号 | 2003004073 |
| 研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
| 研究分担 |
農業環境技術研究所 生物環境安全部 組換え体T |
| 協力分担関係 |
生物研 東北大 奈良先端大 慶應大 遺伝研 明治大 東理大 生物研 茨城大 静岡大 |
| 研究期間 | 継続2001~2005 |
| 年度 | 2003 |
| 摘要 | 組換えトウモロコシ花粉のBtトキシンの生物検定において、検定幼虫ヤマトシジミの食草であるカタバミの葉面に、事前に80%アセトン液を少量滴下することで、一定濃度の花粉懸濁液の葉面上での拡散を容易にし、簡易で精度の高い生物検定を可能にした。この検定法により高濃度のBtトキシンを発現するEvent-176を供試した結果、10粒/cm2の花粉密度ではヤマトシジミ1齢幼虫への影響は認められなかった。一方、トウモロコシ圃場に隣接するヒマワリ葉上に残存堆積する花粉数は、飛散最盛期でも圃場端から1mで140~160粒/cm2、5mで20粒以下、10mでは10粒以下に低下した。この一連の結果から、圃場外へ飛散する花粉の残存堆積密度は低く、高濃度のBtトキシン発現系統においても圃場外10mでは、非標的昆虫への影響がないことを明らかにした。このことは現在、北米で最も利用・栽培されている低発現系統(MON810、Bt11)では、圃場から1m以内でもほとんど影響がないことを意味する。(主要な査読論文)Someya et.al., J. Gen. Plant Pathol., 69, 276-282 (2003) |
| カテゴリ | とうもろこし ひまわり |