| 課題名 | 窒素負荷の増大等による農業生態系の酸性化と窒素等の動態把握手法の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2003004089 |
| 研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
| 研究分担 |
農業環境技術研究所 地球環境部 物質循環U |
| 協力分担関係 |
東大 信州大 北大 名古屋大 東京農工大 森林総研 |
| 研究期間 | 継続2001~2005 |
| 年度 | 2003 |
| 摘要 | 乗鞍、茨城や福島等の5地域において、施肥や用水等による窒素負荷のない流域で観測を行った。乗鞍では大気からの窒素負荷量が3.6kg/ha/yrと他の調査地と比較して小さいこと、茨城・福島の観測からは、N2O発生量と渓流水中硝酸イオン濃度との間に正の関係が示された。また、全国の同様の流域1,278地点において渓流水調査を行った。渓流水中硝酸イオン濃度は0.0~423mmol/Lと非常に幅広い分布を示したが、窒素負荷量の小さい乗鞍では低く、高い濃度は東京周辺等特定の地域に偏在していた。一方、東アジア窒素循環モデルについては、地下水への貯留過程を追加した。そして、中国、東南アジアの5地域で河川水・地下水の水質調査を実施し、中国山東省は窒素負荷が非常に大きく、地下水中硝酸イオン濃度も著しく高いこと、内モンゴルの負荷量は小さいが低温小雨のため東南アジア地域よりもかなり高濃度であることを確認した。これらの測定結果は、改良したモデルでの推定結果とよく対応していた。わが国の自然水系及び東アジアにおける硝酸イオン流出の地域特性が把握され、農業からの窒素負荷を制御するための基礎情報となる。(主要な査読論文)Shindo et al., Ecosystems and Sustainable Development, Advance in Ecological Sciences, 19, 1057-1065 (2003) |
| カテゴリ | 施肥 |