課題名 | 食品・農産物の安全性に関するリスクの経済分析 |
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課題番号 | 2003003449 |
研究機関名 |
農林水産政策研究所 |
研究分担 |
農林水産政策研究所 政策研究調整官 農林水産政策研究所 評価・食料政策部 政策評価研究室 農林水産政策研究所 評価・食料政策部 環境評価研究室 農林水産政策研究所 国際政策部 国際関係研究室 農林水産政策研究所 政策研究調査官 |
協力分担関係 |
帯広畜産大学 京都大学 |
研究期間 | 継続2002~2004 |
年度 | 2003 |
摘要 | 昨年度予備的に実施したインターネットによる野菜及び果実の購入に関するアンケート調査を本格的に行い、食品・農産物の安全性に関する消費者意識について、潜在クラスモデルを用いたコンジョイント分析によって消費者グループごとにリスク回避行動の分析を行った。その結果、(1)消費者が利用する店の種類とGMへの忌避感に関連が見られ、低価格志向的消費者はスーパーを利用する傾向が高く、環境重視・GM忌避的消費者は、生協や産直を利用する傾向が高いことが明らかになった。(2)回答者の19%を占める「信頼派」では、野菜のトレーサビリティシステムにおいては追跡可能性だけでなく検査・認証も求めるとともに、遺伝子組み換え技術については消費者に無農薬栽培などのメリットがあれば受容する可能性のあることが明らかになった。他方、回答者の81%を占める「不信派」は,トレーサビリティシステムについて有用性は認めるものの、認証までは求めず、遺伝子組み替え技術については否定的反応を示した。 |
カテゴリ | 病害虫 農薬 |