タイ、ベトナム等における牛・豚等の栄養生理学的特性の解明

課題名 タイ、ベトナム等における牛・豚等の栄養生理学的特性の解明
課題番号 2004005421
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 国際農林水産業研究センター 畜産草地部
協力分担関係 タイ畜産局コンケン家畜栄養研究センター
研究期間 継続2001~2005
年度 2004
摘要 再生後6 ヶ月のサトウキビを材料としたサイレージの発酵品質は良好であり、この消化率およびエネルギー価をブラーマン種牛、タイ在来種牛、ホルスタイン交雑種牛および水牛を用いて検討した結果、品種間の有意差は認められず、平均乾物消化率は50.6%、代謝エネルギーは8.0MJ/kg であった。また、コンケン近隣農家において、独自に設計した濃厚飼料を用いて肥育牛給与試験を行い、平均日増体量1.2kg、平均83 日間で3,104 バーツの個体純益を得た。タイ国において飼養されているホルスタイン交雑種雌牛、ブラーマン種雄牛、在来種牛および水牛(雄)からのメタンガス発生量を明らかにした。水牛及び在来種でメタン産生量が少ない傾向はあったが、いずれの畜種も乾物摂取量とメタンガス発生量に正の相関があることが認められた。ベトナムでは地域低利用飼料資源の機能性を、抗酸化活性の観点から明らかにすることはできなかったが、現地で容易に入手可能なサトウキビシロップを添加することにより、豚の飼料効率、特に繊維成分の消化を改善できることが明らかになり、現地の豊富な繊維飼料資源を有効に利活用できる方策を提示することができた。
カテゴリ 機能性 さとうきび 飼料効率 品種

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