正常及び病態モデル実験動物を用いた食品成分による脂質代謝調節機能の解明

課題名 正常及び病態モデル実験動物を用いた食品成分による脂質代謝調節機能の解明
課題番号 2004005322
研究機関名 食品総合研究所
研究分担 食品総合研究所 食品機能部 栄養化学研究室
協力分担関係 埼玉県立ガンセンター
研究期間 継続2001~2005
年度 2004
摘要 β酸化誘導作用を持つ脂質低下剤クロフィブレートあるいはクロロフィルの構成成分フィトールと魚油が肝臓のβ酸化に与える相互作用を解析した。肝臓のβ酸化活性に与える影響はクロフィブレートと魚油の組み合わせは相加的、フィトールと魚油の組み合わせは相殺的であった(図参照)。また、α-リノレン酸とセサミンの効果は相加的であった。さらに、共役リノール酸と魚油の生体内代謝に与える相互作用を調べたところ、魚油は共役リノール酸が引き起こす代謝の攪乱(脂肪肝、耐糖能低下)を防止する作用があることがわかった。また、アポEノックアウトマウスでは脂肪酸合成と酸化系の低下等の代謝的変化が観察され、食品成分に対する応答性の実験には不向きであることが分かった。DNAアレイで脂肪組織の遺伝子群の発現に与える食餌油脂の量と種類による影響を精査した結果、これら遺伝子は脂肪組織に高発現し、生体内代謝制御に重要な役割を果たすことを示した。さらに、ナリンゲニンとリポ酸が肝臓β酸化誘導作用を持ち、リポ酸は肝臓脂肪酸合成抑制も引き起こすことを示した。
カテゴリ 機能性 機能性成分

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