課題名 | 土壌微生物相等の要因が菌核性糸状菌等の動態に及ぼす影響の解析 |
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課題番号 | 2004005239 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 生物環境安全部 微生物生態ユニット |
協力分担関係 |
青森県りんご試験場 鹿児島県農業試験場 農研機構 宮崎県総合農試 片倉チッカリン |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2004 |
摘要 | 白紋羽病菌に対するT. atrovirideの拮抗作用をG. catenulatumが抑制するが、その作用を顕微鏡的な変化としてはとらえることはできなかった。またG. catenulatumはPDA培地上では白紋羽病菌に対し、拮抗性を示さなかった。クロルピクリン処理では土壌微生物相は見かけ上回復したが、残留性の強い殺菌剤フルアジナムは糸状菌数を低下させた。しかし、土壌被覆培養法により、両剤はともに土壌微生物相の紫紋羽病菌に対する生育抑制効果を低下させることが明らかになった。また、土壌から抽出したDNAを用いたPCR-DGGE解析法により、くん蒸処理したほ場における土壌微生物群集の変化を評価した(図II-5,主要成果17)。さらに、白絹病菌菌核表面に付随するPantoea 属細菌に特異的な蛍光プローブを作成した。これを用いた蛍光in situ ハイブリダイゼーション(FISH)法により、白絹病菌菌糸の周囲のPantoea 属細菌の集塊を観察することが可能になった。 |
カテゴリ | くり |