課題名 | 農業バイオ規制をめぐる国際関係の分析 |
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課題番号 | 2004004607 |
研究機関名 |
農林水産政策研究所 |
研究分担 |
農林水産政策研究所 政策研究調整官 |
研究期間 | 新規2004~2006 |
年度 | 2004 |
摘要 | 環境・食品安全分野で科学的に不確実なリスクに対処する政策原則として有力に唱えられている「予防原則」について,その法規範性について分析し、同原則は、判例を含め一般的には承認されてはいないが、政策決定者や裁判所の条約・慣習法の解釈・適用に影響を与えていることを明らかにした。 また、予防原則への理論的批判について検討し、これらには論理的整合性に問題があること,先進国(とくにEU)のGM忌避の問題を途上国の食料問題と置き換えていることを明らかにした。 EUの大豆及び大豆粕の主要輸入先の変化とその背景について分析した。大豆穀粒では、GMO大豆を避けたため、近年ブラジルが米国に代わって第1位の輸入先となった。大豆粕では、GMOが広く普及しているアルゼンチンがブラジルを上回り第1の輸入先となった。これはEUの買い手が大豆穀粒よりも監視の緩い大豆粕の輸入を選好しているためであることを明らかにした。 |
カテゴリ | 大豆 大豆粕 |