混合域における海洋環境の変動特性と生物生産構造の把握

課題名 混合域における海洋環境の変動特性と生物生産構造の把握
課題番号 2005007704
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 水産総合研究センター 東北区水産研究所 混合域海洋環境部 生物環境研究室
水産総合研究センター 東北区水産研究所 混合域海洋環境部 高次生産研究室
水産総合研究センター 東北区水産研究所 混合域海洋環境部 海洋動態研究室
協力分担関係 石巻専修大学
東京大学
研究期間 新規2001-2005
年度 2005
摘要 ・東北沖合の混合域における定線観測を継続し、高精度なCTDデータ、栄養塩、基礎生産量、動植物プランクトンなど物理・化学・生物パラメータの揃ったデータベースを構築した。・物理環境では、大規模風応力場と親潮流量との対応を解析し、順圧成分を除去することで、風応力による傾圧成分の伝搬経路を明瞭に示せることを把握した。・低次生物環境では、増殖特性が異なる様々な種が次々と遷移して珪藻春季ブルームが形成されること等、生物生産構造を把握した。またピコプランクトンのうち、藍藻 Synechococcus が珪藻増加とともに減少する関係を発見し、プランクトンの遷移が、物理化学的な要因や、被捕食による減少だけではなく、他の生物によって生産される化学物質にも影響されることを把握した。・・高次生産環境では、マイクロネクトンとオキアミの関係を精査し、魚類マイクロネクトンの食性からオキアミ類の生産が高次捕食者に分配される過程を明らかにした。また、ツノナシオキアミの分布と親潮第1分枝の南北変動を解析し、漁場形成に対する海況の影響を解明した。
カテゴリ データベース

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる