危害発生予知のための微生物検出手法の開発

課題名 危害発生予知のための微生物検出手法の開発
課題番号 2005007403
研究機関名 食品総合研究所
研究分担 食品総合研究所 企画調整部 食品衛生対策チーム
協力分担関係 プリマハム(株)基礎研究所
ダイキン(株)環境研究所
お茶の水女子大学大学院
株式会社日研生物医学研究所
アトー株式会社
米国農務省東部農業研究センター
大成ラミック(株)
バングラディシュ国ダッカ大学微生物学部
明法政大学
研究期間 完了2001-2005
年度 2005
摘要 多重検出法を、より高感度・ハイスループット検出できる手法に改良し、前培養を4時間短縮した。前年度に開発した培地を改良し、損傷回復を考慮した新規培地を開発した。冷凍損傷を与えた場合においても十分な感度が得られ、その結果は公定法を上回った。さらに、検出手段を従来の電気泳動から蛍光法に切り替えて直接検出を可能にした。鶏卵固定装置を試作し、サルモネラ菌の接種法および市販のふきとりキットによる操作性・簡便性の優れた卵殻表面からの効率的な菌回収と生菌数測定法を確立した。化学発光法による簡易迅速な生菌検出法について検討した。また、1Lの牛乳中に含まれている1生細胞の大腸菌を24時間で検出できる可能性を見出した。カンピロバクター属菌の疫学調査や迅速検知システムの構築を目指すため、米国農務省東部農業研究センターと特異的遺伝子の塩基配列解析を行い、PCR増幅用の共通プライマーセットを設計した。温度管理の異常をいち早く警告可能な安全・簡便な微生物温度センサーの大規模実証試験により、実用レベルで温度管理用センサーとして充分機能することを確認した。DNAマイクロアレイを用いた有害カビの網羅的検出において、食品から抽出したカビのDNAの増幅条件の検討とプローブ数の増加を行った。本法によりDNAマイクロアレイ上のプローブとの交雑感度が1000倍程度増加し、さらに微量のカビの混入が検出できた。また、15種類の有害カビのプローブを搭載したDNAマイクロアレイを新たに作成した。
カテゴリ 温度管理 害虫 ふき

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