課題名 | 遺伝子組換え技術等を応用した食品の安全性確認手法技術の高度化 |
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課題番号 | 2005007421 |
研究機関名 |
食品総合研究所 |
研究分担 |
食品総合研究所 企画調整部 食品衛生対策チーム |
協力分担関係 |
中央農研センター 食品環境検査協会 クミアイ化学 |
研究期間 | 完了2001-2005 |
年度 | 2005 |
摘要 | 遺伝子組換えイネ等の開発に使用されている除草剤耐性遺伝子ALSの1点変異型を発現する大腸菌を開発し、両タンパク質の生産系を作製した。ALS及びDEF(Defensin)両タンパク質と既知の有害タンパク質のアミノ酸配列との相同性検索を行った結果、両タンパク質ともに有害タンパク質と相同性を持たないと判断された。ALS, DEFタンパク質の人工胃液、人工腸液による消化試験を行い、安全性評価資料に使用できるデータを作成した。また、熱安定性試験の結果、ALS,DEFともに比較的熱に安定であることが分かった。アレルゲンに対する抗体を作成し、得られた抗体を用いたイムノブロッティングの条件を確立するとともに、サンドイッチELISA等による定量法を構築した。更に、低分子量のタンパク質を含む、アレルゲン候補タンパク質の二次元電気泳動による分離・解析を行い、同定を進めた。加えて、アレルゲンデータベースの改良も行った。アレルギー患者の市販血清を用いて、コムギのアレルゲン候補タンパク質の検出・同定を行い、患者血清に対する反応性を検討した。 |
カテゴリ | 病害虫 除草剤 データベース 分析技術 |