課題名 |
酵素・機能性タンパク質など生物学的に重要なタンパク質のX線解析法による立体構造の解明と蛋白工学的手法による機能の解析 |
課題番号 |
2005007212 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
農業生物資源研究所 生体高分子研究グループ 蛋白機能研究チーム
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協力分担関係 |
食品総合研究所
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研究期間 |
継続2001-2007 |
年度 |
2005 |
摘要 |
イネ及び糸状菌に由来するα-ガラクトシダーゼのX線結晶構造をそれぞれ明らかにした。イネ由来の酵素についてはα-ガラクトースとの結合様式を解明し、糸状菌由来の酵素については糖鎖を含んだ構造を明らかにして酵素安定性に対する糖鎖の寄与について考察した。イヌリン分解酵素については生成プロダクトの異なる2種類の酵素について右巻きβらせん構造をモチーフとする立体構造を明らかにした。ミミズ由来のレクチンについては得られた立体構造の比較より植物レクチンであるリシン及び放線菌キシラナーゼの糖鎖結合ドメイン構造との類似性を明らかにした。放線菌由来キチン結合タンパク質の立体構造は大腸菌マルトース結合タンパク質と類似性のあることを明らかにした。また、高熱菌チロシンtRNA合成酵素のX線結晶構造、ヘビ毒由来血液凝固関連タンパク質のpHによる構造変化におけるカルシウムイオンの寄与を考察した。さらに、ヘビ毒由来チャンネルブロッカーの結晶構造を明らかにし、植物感染特異タンパク質PRプロテインに立体構造の類似性を明らかにした。
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カテゴリ |
機能性
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