ｌ．田畑輪作に対応した生産基盤整備技術の開発

• 課題番号: 2006008472
• 研究機関名: 農業・食品産業技術総合研究機構
• 研究分担: 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所 水田汎用化システム研究チーム
• 協力分担関係: （株）パディ研究所; 東武化学（株）
• 研究期間: 新規2006-2010
• 年度: 2006
• 摘要: (1)水田をリフォームする際、地下の水位制御を適正かつ省力的に行い、田畑輪換を可能にする圃場内水位制御システム（FOEAS）を民間と共同で開発した。この技術によって転換畑で課題となっている湿害・干害の回避と節水が可能となり高品位安定生産に資する。(2) 畦畔の漏水防止の要因となる小動物の生息実態の把握を行うとともに、法面の崩壊防止と雑草の抑制を目的としてマグホワイトを用いた法面整備技術の実証試験を行い、法面の安定性から必要な材料の物理性状と混合割合を明らかにした。(3)畑地の湿害に影響を及ぼす降雨特性や被害状況等の実態調査を行うとともに、現地試験圃場において圃場面傾斜化や流末処理を施すことによって湿害被害を低減できることを実証した。(4) 全国の大規模経営体の転換畑における水利用実態の調査を行い、用水・排水の面から作物の高品位安定多収のための課題を摘出した。
• カテゴリ: 病害虫 FOEAS 雑草 湿害 水田 大規模経営 輪作