c.中山間・傾斜地の立地条件を活用した施設園芸生産のための技術開発

課題名 c.中山間・傾斜地の立地条件を活用した施設園芸生産のための技術開発
課題番号 2006008486
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 中山間傾斜地域施設園芸研究チーム
協力分担関係 徳島県農林水産総合技術支援センター農業研究所
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)ハウス内の暑熱緩和技術の開発では、ハウス内の温熱環境をより正確に予測するため、作物群落の熱収支を考慮した精密な数値流体力学(CFD)シミュレーションモデルを作成した。本モデルを使い,ハウス内気温と簡易天窓について検討した結果、平張り型傾斜ハウスに対して適切な天窓の設置方針を打ち出せた。拍動自動潅水装置の拍動機構について、電磁弁制御方式に改良した結果、低価格な制御装置のキット化に成功し、量産化のめどもつけることができた。また、ロックウールに替わる粉砕モミガラ培地耕に適用可能な極微量多頻度潅水施肥法を確立するとともに、排液の量と電気伝導度(EC)のみに基づく給液管理法を新たに開発した。(2)ハイブリッド型小風力発電エネルギーの安定的利用技術の開発のため、小風力発電機の発電性能について気象条件との関係を季節ごとに整理し、風の鉛直成分の正負による風力発電量の差を明確にした。また、平張り型傾斜地ハウスと養液栽培を組み合わせた小規模施設生産システムにおける経営評価を行い、慣行の雨よけ栽培に比べ、収量は1.8倍、販売額は1.9倍、所得は2.6倍に増加し、効果が期待できることを示した。さらに冬作にチコリーやコゴミのふかし栽培あるいはブルーベリーのコンテナ養液栽培と夏秋トマトを組み合わせたハウスの周年利用体系を提示できた。
カテゴリ 経営管理 傾斜地 施設園芸 施肥 チコリ 中山間地域 トマト ブルーベリー 養液栽培

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