d.誘導抵抗性等を活用した生物的病害抑制技術の開発

課題名 d.誘導抵抗性等を活用した生物的病害抑制技術の開発
課題番号 2006008495
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 生物的病害制御研究チーム
協力分担関係 丸善製薬株式会社
片倉チッカリン(株)
(独)農業環境技術研究所
(財) 農民教育協会
鯉渕学園
北海道大学
京都府立大学
(独)農業生物資源研究所
住友化学株式会社
焼津水産化学工業株式会社
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 糸状菌病では、(1)フラボリコリス(甘草抽出精製物)はキュウリべと病に対しポット試験および圃場試験で高い発病抑制効果を示した。ウイルス病では、(1)ピーマンモザイク病の病原ウイルスであるトウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV)に対するピーマンの抵抗性L4遺伝子を打破する新型系統の因子を特定した。また、施設栽培圃場でも健全区と同等の収量が得られる弱毒株を選抜した。(2)PMMoVの不活化菌には、ウイルス不活化とウイルス感染阻害の2つの型があった。(3)セルラーゼ剤の撒布は、PMMoV接種3時間前の処理では感染抑制効果が認められた。(4)トマトのキュウリモザイクウイルス(CMV)弱毒株候補は、subgroup 2 に対する十分な干渉効果は得られなかったことから、弱毒ウイルス株は作出できなかった。細菌病では、(1)キャベツ黒腐病の防除にバクテリオファージと非病原細菌の組合せや接種方法などを替えても防除効果が認められた。(2)誘導抵抗性の解析手法として、PR-N(グルカナーゼ)がトマト青枯病抵抗性品種に特異的な分子マーカー候補となった。土壌伝染性病害では、(1)キャベツ根こぶ病の防除には、低分子量キチン資材(LMC)と微生物資材(細菌)を併用した最適処理条件が明らかになった。LMCは細菌性病害にも効果があった。(2))トリコデルマ菌が丹波黒大豆の茎疫病に効果があった。(3)試作土壌消毒機器は、マイクロ波でホウレンソウ萎凋病に対して高い防除効果があった。(4)カラシナなど抗菌成分含有植物の鋤き込みと土壌還元消毒などを組合せた処理により、トマト萎凋病に対し処理後第2作まで高い防除効果が得られた。
カテゴリ 病害虫 からしな キャベツ きゅうり 施設栽培 抵抗性 抵抗性品種 とうがらし 土壌消毒 トマト ピーマン 防除 ほうれんそう

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