課題名 | b.花きの品質発現機構の解明とバケット流通システムに対応した品質保持技術の開発 |
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課題番号 | 2006008552 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所 花き品質解析研究チーム |
協力分担関係 |
東京農工大学 ワゲニンゲン大学研究所 名古屋大学 東京農業大学 東京理科大学 筑波大学 千葉大学 リパブリカ大学 |
研究期間 | 新規2006-2010 |
年度 | 2006 |
摘要 | (1)プログラム細胞死(PCD)評価法を開発し、花弁の老化に伴うPCDには、あさがお等、核そのものが断片化するタイプと、カーネーション等、核内でクロマチンが断片化するタイプが存在することを明らかにした。デルフィニウムのがく片細胞の肥大に伴う糖質分布変動を解析し、マンニトールが高濃度で液胞に蓄積していることを実証した。トルコギキョウ切り花において、スクロース、STSおよびABAを組み合わせた処方は花持ちを延長することを明らかにした。(2)ペチュニアにおいて、2つのCSHA様遺伝子がホモ接合体となることが、覆輪発現の必要条件となっていること、ならびに花弁の外縁部において2つのCSHA様遺伝子は転写後の発現制御を受けていることを明らかにした。生育温度により香気成分の発散量と内生量が変化し、香気成分の発散量は、円錐状の細胞構造により拡大した花弁の表面積によって調節されることを明らかにした。(3)ペチュニアのタイプAレスポンスレギュレーター遺伝子の花冠における発現は大輪品種で特異的に高いことを明らかにした。サイトカイニン代謝阻害剤によるトレニアの花形の規則的な変化について明らかにした。トレニアの花器官の種類は、ホメオティック遺伝子の発現の有無ではなく、発現量の相対的な比率によって決定されることを明らかにした。 |
カテゴリ | あさがお カーネーション 加工 デルフィニウム トルコギキョウ トレニア 評価法 品質保持 品種 ペチュニア |