d.飼料・畜産物の生産段階における安全性確保技術の開発

課題名 d.飼料・畜産物の生産段階における安全性確保技術の開発
課題番号 2006008571
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 安全性研究チーム
協力分担関係 北海道立畜産試験場
広島県畜産技術センター
(独)農業環境技術研究所
(独)肥飼料検査所
(独)産業技術総合研究所
(社)日本科学飼料協会
愛媛大学
福井県立大学
香港城市大学
ミシガン州立大学
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)サルモネラが薬剤耐性を獲得するメカニズムを明らかにするため、サルモネラ(Salmonella Dublin)の薬剤耐性に関与する3つのプラスミドの全塩基配列を明らかにするとともに、今後の遺伝子機能解析のための基礎情報を得た。また、野外における薬剤使用状況がサルモネラの薬剤耐性獲得に反映する可能性が高いことも明らかにした。さらに、カンピロバクターの薬剤耐性と生残性において多剤排出ポンプの役割を明らかにした。(2)人工フッ素化合物のパーフルオロオクタン酸が肝臓の脂肪酸β-酸化を触媒する酵素の遺伝子発現を誘導することを、トキシコゲノミクス手法を用いて明らかにし、この物質の毒性発現メカニズムの一端を解明した。また、人工フッ素化合物が鶏の血液および肝臓に蓄積しており、その原因として飼料の汚染が考えられた。さらに、人工フッ素化合物の生物学的半減期を算出した。病理組織学的検索では、パーフルオロオクタン酸投与に起因する異常は検出されなかった。(3)蛍光偏光免疫測定法を応用したオクラトキシンAの簡易・迅速測定法の開発において、測定法の基礎となる抗オクラトキシンAモノクローナル抗体を作製した。また、蛍光物質を結合したオクラトキシンA複合体を調製した。また、マイコトキシンの毒性を減弱する方法について、紫外線照射がマイコトキシン分解にきわめて有効であることを明らかにした。
カテゴリ 加工 薬剤 薬剤耐性

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